借金癖のある借金まみれの方は、自信過剰の傾向がある

人の記憶はあまり当てにならないことがあります。

自分では覚えているつもりでも、実際には記憶違いをしてしまうことは多いものです。 問題となるのは、自分は記憶していると思っている場合です。 記憶がずれている可能性があると思っていないので、自信をもって行動してしまうのです。

これは特に借金癖のある人や借金まみれの人の場合に、問題となりえます。 では、そもそもなぜ借金まみれとなってしまうのでしょうか。 それには、簡単な理屈があります。 借金まみれの人は自分の収入よりも多くのお金を使ってしまうことが習慣になっているからです。 収入以上に使うことは、誰しもあるかもしれません。 しかし、それが普段からの行動パターンとなっている場合には借金まみれになるという問題が発生します。

支出をしたら家計簿に記録しよう

家計簿

では、どのようにこの借金まみれに関する問題に取り組んだらいいのでしょうか。 まず自分が使った金額を覚えておけると思うのをやめることです。 誰でも使った金額を覚えておけると思うものです。 実際、ごく最近のいくつかの支出に関しては覚えておくことも出来るかもしれません。 しかし、家計というのは数日単位ではなくて、一か月単位でつけるものです。

数日分だけ覚えていても、それでは支出の全体を把握する助けにはならないのです。 実際1か月の終わりに、その月の細かい支出を書き出すのは困難な仕事といえるでしょう。 家計を見て判断するのに、最適なのはその月が終わった直後です。 しかし、実際問題としてある月が終わった直後にそのための時間をとることが出来るかといえば定かではありません。 それで、記憶に頼る家計の付け方は避けるべきなのです。

では、どうしたらいいのでしょうか。 役立つのは使った金額をその日のうちに家計簿に記載するという方法です。 借金まみれの人であっても毎日こまめに記録を付けるのは面倒だと感じるかもしれません。 しかし、毎日確実に記録に残すことで、毎月の支出額を確実に把握する助けとなります。

また、借金まみれの人はレシートを捨てない習慣を身に着けることも大切です。 レシートを捨ててしまうと、正確な金額を知ることが難しいからです。 レシートが財布にたまっていくことを嫌う人もいるでしょう。 その場合は、レシートを保管しておく封筒を準備する様にしましょう。 そこに一時的に保存しておくと良いです。

そうしておけば後でまとめて支出額を計算することが出来ます。 カギとなるのは使った金額を正確に把握するために、すべてのレシートを保管しておくことです。 それで支出額がはっきりし、借金まみれを改善する方向に進めます。